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生え変わりの時期のお口のケアについて

今回は生え変わりの時期のお口のケアについてのお話です。

 

お口の中が大人へと変化していく時期

6歳頃になると、乳歯の一番奥に『第一大臼歯(6歳臼歯)』が生えてきます。この時期は第一大臼歯が生え変わる前後に、下の前歯が永久歯に生え変わってきます。

小学校入学〜小学校低学年のころは、どんどん乳歯から永久歯へと生え変わります。だいたい小学校高学年のころには落ち着いてきて、そのころのお口の中には『第二大臼歯(12歳臼歯)』が生え、永久歯列が完成します。

 

生えたばかりの永久歯の特徴

生えたばかりの永久歯は未成熟で、虫歯に対する抵抗力が弱く、また歯の交換時期は汚れも残りやすく、磨き残しが多くて虫歯になりやすい時期でもあります。
生えたての永久歯はまだ軟らかく表面が未完成なので、砂糖などの甘い物が入っている食べ物を食べたり飲んだりすることが多いと、お口の中が虫歯になりやすい状態(歯が溶けやすい環境)になります。

 

この時期に気をつけること

虫歯が発症する原因には、歯みがきが上手にできているかどうか、フッ化物の利用状況、食生活習慣(糖質の摂取頻度)、一人ひとりの歯の質やだ液(虫歯に対する抵抗力)、細菌(虫歯菌)の量などの多くの事柄が関連しています。

まだまだ小学校の低学年までは本人の歯みがきだけでは不十分なので、保護者の方が点検みがきをおこなってください。毎日の習慣的に摂っているものにも気を配ってください。

砂糖の入っている飲み物(炭酸飲料・清涼飲料水・乳酸菌飲料など)を飲むと、とお口の中のpHは歯が溶けやすい酸性の環境に変わります。

お口の中のpHは唾液によって徐々に中性に戻っていきますが(30分〜2時間程度)、頻繁に糖分を摂るとお口の中は中性に戻ることがなく、歯がずっと溶け続けるようになります。

また、磨き残しの多いところは中性に戻るのは特に遅くなります。

 

この時期の歯のケア

この時期は歯みがきの習慣を定着させるよい時期でもあります。ぜひ、食べたら磨くという習慣を身につけさせてください。

9歳ごろまでは手先も器用でないことが多く、歯ブラシの使い方も上手でないことが多いです。特に6歳臼歯が虫歯にならないように重点的に仕上げ磨きを行うと良いでしょう。

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