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虫歯の治療について知ってほしいこと

歯を失う原因の45%は虫歯です。虫歯という病気は、虫歯ができたからといってすぐに抜歯になるわけではなく、治療の繰り返し(5、6回程度)によって最終的に抜歯になることが多い病気です。どうして治療をしても治らず治療が繰り返されるのでしょうか?

今回は一生自分の歯で食事をしたい方のために知っておいて欲しい虫歯の治療についてのお話です。

 

虫歯をつくらないための予防歯科

予防歯科は最高の歯科治療

どうして虫歯になるのか、考えたことはありますか?実は虫歯は歯磨きだけだけでなくて、食生活習慣やフッ化物の使用状況、や唾液の質や量など、色々な因子で起きる病気です。これらの原因のなかで自分に当てはまるものに対して改善をしていくと、虫歯になる確率は下がっていきます。その行動はほとんどのことは自宅でできる方法です。自分の虫歯の原因さえわかれば、あとは虫歯ができるのも、できないのも自分次第なのです。

実は1度虫歯の治療を受けた歯は6割がやり直しになると言われています。削って詰める治療は例えるなら義手や義足、メガネを入れる治療と同じで、壊れた形や機能を補うための治療です。一度削ってしまうと詰め物などの劣化などにより再度虫歯が起こりやすくなります。

 

初期の虫歯

初期の虫歯は再石灰化させる

実は初期の虫歯であれば虫歯の進行を止めることができます。虫歯ができる原因は、口の中が虫歯ができやすい環境になっていることが多いのです。お口の環境を変えれば初期の虫歯の進行も止まり、新たな虫歯の発生も防止することができるので、安易に削らずに原因にアプローチして再石灰化を図ります。

 

症状はないが進行した虫歯(軽い痛み程度)

痛みが出る前に治療をする

痛くなければ歯医者さんには行かない方はいませんか?実は虫歯は削って治療するほどの大きさになるのには、数年はかかります。痛みが出るようになるのはさらに先です。削る治療は削られる量が少ないほど歯の寿命も長く保ちやすいので、治療でたくさんの歯質や歯の神経を失わないよう、痛みが出る前に虫歯の進行を食い止めることができれば、歯の寿命は大きく変わります。

 

症状がある虫歯(激しい痛みのある歯)

痛みを取るために神経をとる

歯の神経が入っている空洞はとても複雑な形をしています。感染した神経の組織をきれいに取り除くには回数かかかることもあります。また、神経をとる治療はちょうど歯をくり抜くような治療です。歯の強度かなり落ちるので歯が割れたりするリスクが高くなり神経がなくなると歯の寿命はかなり落ちてしまいます。

 

根の先に膿がある虫歯(神経の治療の再治療)

歯の根の中の感染

神経の治療がうまくいかなかったり、激痛のあった歯を放置したりして歯の神経が死んでしまうと歯の神経が感染し、根の先に病巣を作ります。根の治療は繰り返せば繰り返すほど成功率は下がります。再治療を行った場合の成功率は60%程度まで下がります。一度感染してしまった歯の根の中を完全にキレイにするのはのはとても難しい治療になります。

 

 

まとめ

虫歯は多くの方が経験している病気ですが、虫歯の原因や治療方法、治療した歯がどうなるのかあまり知られてはいません。歯医者に行って削って詰めて終わり、忘れた頃に詰め物が取れてまた削る、この繰り返しが非常に多いのです。海外、特にアメリカでは歯科の治療費がとても高く(アメリカは日本の20倍くらいの治療費です。窓口での患者さんの負担と比較すると、60倍くらいの差があります。)、そう簡単に治療ができません。アメリカの人たちは予防歯科で虫歯ができないようにして、結果的に日本人よりも多くの歯が健康な状態で残っています。日本は安い保険制度に恵まれて歯の治療を多く行っていますが、安易に治療してしまうので将来的にはたくさんの歯を失っている方も多いのが事実です。将来自分の歯で一生を食事ができるようするには、悪くなってから歯医者さんにいくのではなく、悪ならないために定期的に歯医者さんにかかられることをお勧めします。

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