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歯科用CT撮影って必要?―見えないお口の中を「見える化」する最新診断法

「歯が痛いけれど、レントゲンでは異常が見つからなかった…」そんな経験はありませんか?
実は、通常のレントゲンでは見逃されてしまう異常も、歯科用CT(CBCT)なら高精度に確認できます。今回は、江口歯科医院で導入している歯科用CTについて、どんな時に使うのか、どんなメリットがあるのかをわかりやすくご紹介します。

歯科用CTとは?―従来のレントゲンとの違い

歯科用CT(コーンビームCT)は、お口の中の状態を三次元で立体的に撮影できる装置です。
従来のレントゲンが「平面画像」であるのに対して、CTは「立体画像」。これにより、歯の根の形や位置、骨の厚みや神経の位置まで詳しく把握することができます。

どんな時にCT撮影が必要なの?

CT撮影が必要になる代表的なケースは以下の通りです:

  • インプラント治療の前の診断:骨の厚みや神経の位置を確認し、安全な手術計画に役立ちます
  • 親知らずの抜歯:特に神経に近い場合、神経損傷のリスクを避けるために有効です
  • 根の治療(根管治療):複雑な根の形状を把握し、再発リスクを減らします
  • 歯周外科、再生療法:歯を支える骨の複雑な形状を把握します。
  • 原因不明の痛みや腫れ:通常のレントゲンでは発見できない病変を見つけることができます

安心・安全な撮影―被ばく量は大丈夫?

CTと聞くと「放射線の被ばくが心配」という声もありますが、歯科用CTは医科用CTと比較して放射線量が格段に少ないのが特徴です。
当院で使用している機器も、必要最小限のエリアだけを撮影する設定が可能で、被ばく量を抑えた安全な診断が可能です。

実際の流れと撮影時間は?

CT撮影の流れはとてもシンプル。数分で完了します。

  1. 機器の前に立つ(または座る)
  2. 頭部を軽く固定
  3. 撮影(10〜20秒程度)

撮影自体は短時間で終わり、すぐに画像をモニターで確認できます。画像は院内で保管され、今後の治療計画に役立ちます。

より正確な診断で、治療の安心感が変わる

CT撮影により、これまで「見えなかったもの」が「見える」ようになります。
診断の正確さが向上することで、不安の少ない治療が実現します。

患者さん自身も画像を見ながら説明を受けることで、納得感や安心感につながりやすくなります。

【まとめ】

見えない部分まで「見える化」できる歯科用CTは、特に精密な診断が求められる場面で欠かせない存在です。
江口歯科医院では、必要に応じてCT撮影をご提案し、丁寧な説明のもとで治療を進めています。
不安な症状や治療に対する疑問がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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